読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

家族のこころ

統合失調症の夫、母娘の闘い、子育て論。精神世界について得た学びや知識を共有したいです。

患者家族の心ケア・サイモントン療法玉田まゆ子先生のカウンセリング

夫婦のこと 精神療法

サイモントン療法というのが何なのかはよく分からないけれど、小西統合医療内科のHPで玉田まゆ子さんという方がこの療法を行っており、説明を読むと患者様とサポーター(主にご家族)の心のケア、と書いてあったので、まさに私が求めていること!と思い、この方のカウンセリングを受けることにした。

自費治療~治療的カウンセリング~自己治癒力を高める方法 - 小西統合医療内科-

大阪の小西統合医療内科で受けることができるのだが、病院に電話するとまず最初に院長の電話診療で1万円と言われたので、夫はこの院長の電話診療をまず受けたのだが、私は病名がついているわけでもないし院長の診察はすっ飛ばして興味のある心理カウンセリングだけ受けたいと思い、玉田さんのHPを直接探した。

催眠療法士&カウンセラー玉田まゆ子の「Life is so PRECIOUS!」こころケアを岐阜、飛騨高山、大阪、西宮、神戸、関西でサポート!

対面カウンセリングを受けるのが一番いいとは思うのだが、赤ちゃんもいてなかなか自由に出かけられないので、まず電話カウンセリングを受けてみることにした。

電話カウンセリングは、ボイスマルシェというサイトから申し込む。

ボイスマルシェ - 電話カウンセリング 匿名・当日予約OK

55分という短めの時間ではあったけれど、優しい口調でありながら心理の専門家という自信のある感じの話し方で、気分よくカウンセリングを終えることができた。

まずは、0歳の乳児の世話、それも第一子、というだけで大変だと思います。さらに旦那様が精神を病んでおられて、なかなか頼りにできない状態で、ものすごく頑張られていると思います、と私をねぎらってくれた。

さらに身よりも友人もいない海外にいると言ったらその大変さは並大抵のものではなく、リリアナ様が精神を病むことなくここまでやってこられたのはすごいことだと思います、と言ってくださった。

まず私のしんどさをちゃんと共感してくれたことが、嬉しかった。夫にはこのしんどさは分かってもらえず、実の両親には「大変だね」と言われるのはそれはそれで苦しいことだったので、第三者に言ってもらいたかった。

そして私の考え方、選択はすばらしいこと、正解だと。

まずは今実家に帰っていて夫と離れているのがよかった。その時間が必要だということ。

精神を病む者のサポーターとしてそばにいるために必要なことはまず、自分のケア。Me firstという言い方をされていたけれど、セルフケアを最優先にしてくださいと。自分の充電ができていなかったら他者に穏やかに接することなど到底できない。

乳児の母であり夫のサポーターである私が一人の時間と空間が必要であることは当然のことで、わがままでも何でもなく、1日のうちに最低2時間は、自分だけの時間を作ること。これは自分の精神療法として家族には絶対に邪魔しないよう主張していいことだと。

その自分時間には、ただ休息するか、自分がリラックスできる、好きなことをする。

私の場合はブログを書くこと、ドラマを観ること、雑誌を読むこと、などかな。

でもどれだけ1人時間が必要だと訴えても夫が全然理解してくれない、と言ったらまずは言い方を変えるということと、夫も私もそれぞれの『喜びリスト』を作ってお互いに見せ合うことをおすすめされた。

『喜びリスト』-自分がやっていて心地いいこと、好きなこと、暇さえあればやりたいと思うことを5つ以上書き出し、精神の安定のためにこれをやる時間が1日のうちに最低2時間は必要であることをお互いに知る。

 

そして問題の相手への伝え方。

まず大前提として、人は「自分の話を聞いてほしい・わかってほしい・大切にしてほしい」と思っているということ。誰でも自分が一番かわいいのだ。

そして声のトーン。夫はよく私の声のトーンがヒステリーだともう何も聞こえない、と言ってくる。人(特に男性)は相手の声や話し方の調子が”自分が責められている”と感じる調子だと、もうそれを感じた時点で耳にフタをしてしまう。内容は何も入っていかない。女性はついキンキンヒステリーな高い声で夫を責めがちだが、声の調子を落ち着けるだけで印象は全然違う。

「あなたは~」で話さない。「わたしは~」で話す。

これは家族SSTでも言われていた。「あなたは~」で話し始めるとどうしても相手を責める感じになってしまい、相手は防御態勢に入る。「わたしは~」で話し始めると相手を責めることなくただ自分の気持ちを伝えるだけになるので、相手は安心して聞く耳を持つことができる。

相手に伝える時の話し方の順番は

1.受容

2.感情

3.欲求

4.依頼

 

1はいったん相手の状況、気持ちを受け止めるということ。

2で自分の感情を伝える。

3で自分の望むこと、相手にしてほしいことや自分がやりたいことを伝える。

4で3の欲求を”お願いする”

 

例えば私が今不満に思っていることの一つは、夫が決まった時間、同じ時間に一緒に夕飯を食べないこと。これをこの順番で練習してみよう。

1.お仕事おつかれさま~。仕事区切りのいい時間ってマチマチだし日によってお腹すくタイミングも違うと思うけど

2.私はひとりでごはん食べるの淋しいしつまんないの。それにあなたは私にとって大事な人だからちゃんとごはん食べないと体が心配。

3.だから夕飯は家族みんなで一緒に食べたくて、作る段取りもあるから毎日だいたい同じ時間に食べたいんだ。

4.できるだけそうしてくれると嬉しいな。

 

う~む・・・

こんな可愛らしい感じで不満に思っていることを話すなんて、ほんとにちゃんとセルフケアできて自分の精神が安定してないと無理!

今までの私なら・・・・

「ねえ、ごはん食べないの?今食べないならもうないよ。作る時間があるんだから用意できた時間に合わせてくれないと無理じゃん!あなたがおなかすいたタイミングで毎回私が用意するとか家政婦じゃないんだから無理だし、そんなお互いひとりで好きな時間に好きなもの食べるなんてそれで夫婦でいる意味ある?育った家庭がそうだったからやっぱりそんなふうにしかできないんだね!あなたの両親みたいになりたいの?」

・・・・ひどいな。

こんな言い方する嫁、全然可愛くない。

私の気持ちは、本当の気持ちは、1人ごはんは淋しいしつまらないから一緒に食べたい。夫の体が心配だからちゃんと栄養のあるものを適切な時間に食べてほしい。

それだけなのに。

心に全く余裕がないと、こんなふうに責める言い方になってしまうんだ。

これでは夫は聞く耳もてないし私の望みは叶わぬまま夫婦の会話はとげとげしく家庭の空気は重い。

私が一番負担に感じている夫の言動は、「死にたい」という言葉。

これももう実家に逃げる直前なんかは「なんで毎日毎日死にたいとか簡単に言うの!新しい命を前にしてよくそんな無責任なこと言えるよね!そんなに死にたいんだったら睡眠薬大量に飲んで死になよ!私が殺してあげようか?」とまでなっていたけれどもちろん私の本心は夫に死んでほしいわけじゃない。ただただ、そんなことを言われるのが辛いだけ、悲しいだけ。

教えてもらった話し方でそれを伝えるとすると

「死にたいぐらいしんどいんだ。でも私はだんなさんにそんなこと言われると、とても辛い。悲しい。あなたは大事な人だから、必要な人だから、そんなふうに言われるとすごく苦しい。だから私のために、死にたいなんて言わないでほしい。しんどかったら休んでいいし、話も聞くよ。ストレス解消する他の方法見つけようよ。ね、私のお願い、聞いてくれる?」

 

確かに、こんな言い方だったら聞く耳もってくれるかもしれない。

こんな風に穏やかに辛い気持ちを話すためには最優先は自分のケアだな。

今はまだ、こんな言い方できないと思う。

私には休息と心の整理が必要。

充電が必要。

まずはこんな状況で初めての子育てをがんばっている自分をねぎらってあげよう。

ほんとによくやってるよ。ここまでほんとがんばったよ。

好きなことしよう。リフレッシュしよう。今は実家で親に甘えて、自分時間をもらおう。

 

おさらい

・まずセルフケア!一人の時間と空間を1日最低2時間は確保する。

・声のトーンを落ち着ける

・「あなたは~」でなく「わたしは~」で話す。

・「あなたは大事な人」というメッセージを入れる。

 

・話す順番は

  1. 相手の言動をそのまま受け止める・共感を示す
  2. 自分の感情を伝える
  3. 自分の欲求を伝える
  4. お願いする

相手が誰でも、この伝え方は覚えておいて損はない。