家族のこころ

統合失調症の夫、母娘の闘い、子育て論。精神世界について得た学びや知識を共有したいです。

別居、離婚よりも夫婦喧嘩している方がずっとストレスが少ないという事実

夫と行った精神科の待合室の壁に貼ってあった、

「人生におけるショック・ストレス度ランキング」

 

1位 配偶者の死亡

2位 離婚

3位 夫婦別居

4位 投獄

5位 近親者の死亡

6位 重傷、病気になる

7位 結婚

8位 リストラ

9位 夫婦間の調停

10位 定年退職

 

・・・・・続く

 

どうだろう?

 

夫婦のことが上位3つを占めていて、

投獄されるよりもショック度が高いことに私は驚いた。

 

1位の配偶者の死亡のストレス度を100として

離婚は73、別居は65

 

それに対して夫婦喧嘩はストレス度35

 

ということは、

日々の夫婦喧嘩に疲れて楽になりたくて

別居、離婚すると

楽になるどころか却ってしんどくなるという統計・・・・

 

これは経験しないと分からない。

 

最近の私は、夫から逃げたい、離れたい、という気持ちと

一緒にやっていきたい、という気持ちが日替わりで出てくるような

混乱状態で、

 

この統計をみて

別居、離婚、という選択は一時の衝動でしていいものではなく、

本当に冷静に、慎重に、あらゆる方法を試みてもどうしても

改善しない場合、の選択にしないといけないのだなあ、と思った。

 

まして子供がいればなおさら。

 

配偶者が精神疾患、それも統合失調症という非常に難解で

完治の難しい病気である場合は、普通の夫婦の話とはまた違うでしょ、

と思う人も多いと思うけれど、

 

上のランキングで、

「家族の健康状態が悪い」ことに対するストレス度は44、11位だ。

 

夫の不愉快な言動、暴力的な行動に私がストレスマックスな時

正直死んでほしい、と思うこともある。

別居離婚を許さず、私から離れてくれないのなら、死んでくれればいいのにって。

とにかく目の前から消えてさえくれれば、私も娘も幸せになれるって

夫が大声で怒鳴っている最中には、思ってしまう。

 

でも、このランキングをみたら

配偶者が死ぬということが、人生最大のショック、ストレスらしいから

もし夫が死んだら、楽になる、幸せになるどころか

今想像もできない苦しみが私を襲うということなんだ。

 

義母はいつも言う。

 

喧嘩の相手がいるだけマシなんだよ。

 

義母は私なんかよりもずっと壮絶な結婚生活を送っているが

ふんばってふんばって、離婚しなかった。

 

家族で商売をやっている家に後妻として嫁ぎ、

家族全員にいじめられたと言っている。

前妻の娘とは折り合いが悪く、包丁を向け合うような

喧嘩をしたこともある。

 

投資に失敗して1晩で1億円失い、

義父は浮気は男の甲斐性と思っているような人なので

飲み屋の女性を家に連れてきて一緒に寝ていたのを目撃したこともある。

 

酒癖の悪かった義父から暴力を受けることも度々あり、

頭を椅子で殴られて縫った。

商売をやっていたためか

強盗にピストルを突き付けられたこともあれば

ヤクザが家に来たこともある。

 

70近くなった今でも義父とは喧嘩が絶えない。

 

それでも、離婚しなかったことに後悔はないらしい。

 

甥っ子は2人若くして事故で亡くなり、身内の自殺も

経験している義母は言う。

 

「生きてさえいれば、解決できない問題はない。」

 

ほんとに、そうなんだろう。

 

死ぬこと以外は、取返しがつくから。

 

 

精神科からの帰りのタクシーで、娘を胸に抱きながら

車窓の景色を眺めていた。

 

 

夫と出会う前、元彼と別れて1人だった頃

車窓の景色は、白黒に見えた。

淋しくて、不安で、

誰にも必要とされていない。

誰からも愛されていないという虚しさは、私の世界から色彩を消した。

 

 

今、人生で一番くらいストレスが高いと自分では思っていて

産後鬱の傾向のある精神状態でも

車窓の景色は、薄くグレーのもやがかかっている程度だった。

 

あれ?

白黒じゃないなあ。

ちゃんと色が見える。

 

もしかしたら、独身の時よりも、絶望していないのかも。

 

私の胸でスヤスヤ眠っている小さな娘がいる。

隣には、スマホをみている夫がいる。

人生経験を聞かせてくれる家族がいる。

 

今回、夫婦喧嘩の仲裁に義母に入ってもらったことで

義母とは本当の家族になれたような気がする。

お互い気を遣うことがなくなった(笑)

本音も全部、さらけ出した。

 

 喧嘩する相手がいるだけ、マシなんだよ。

 

 

この言葉がなんだか、腑に落ちた日だった。