家族のこころ

統合失調症の夫、母娘の闘い、子育て論。精神世界について得た学びや知識を共有したいです。

親との確執を解決しておかないと解消されていない怒りは配偶者や子どもに向いてしまう


毒親からの完全解放

 

こちらの本に自分の親が毒親かどうか見極める方法が

書いてあります。

 

一言で言うと、

「あなたが親とは違う自分の意見を言った時に

真剣に聞いて受け入れてくれるかどうか」

 

親と違う意見、価値観のことを言った時に

逃げたり、有無を言わさず否定したり

偉そうに反抗するのかなどと怒ったりした場合は

残念ながら毒親です。

 

子供であるあなたのことを、自分とは別の人格を持ち、

親とは違う人生を生きている一人前の人間であるということが

分かっていない。

 

本当に子供に愛情だけを持ち、子ではあるが別個の人格を

持った立派な人間である、と認めることができている

愛情深い親の場合は、

 

自分と違う意見を言った時に

きちんと興味を持って聞き、受け止め、むしろ違う意見を

持つようになった成長を喜んだりする。

 

私たち夫婦は子どもがこの世界に生まれてくる前に

自分たちの親が毒親であることには気づいた。

 

人生を変えるファーストステップは「気づき」。

 

ひとまず人生半ばで気づくことはできた。

 

気づくこともできないまま不本意な人生を終える人も多い中で

幸運だったと思います。

 

でも、気づきはしたもののすぐに子どもが生まれ

私たちは親になりました。

 

そこからが本当の試練の始まりでした。

 

妊娠9ヶ月の時に長典男先生には

「ご主人は愛情が何かそもそも分かっていないから

子どもが1歳になるまでに何とか本物の愛情というのを

わかる必要がある。時間がない。それができるかどうかで

大きく変わる。」

 

そのようなことを言われました。

 

具体的に何をすればいいかも教えて頂いたのですが

言われたことをきちんとやり遂げることはできませんでした。

 

もうその時、里帰り出産のために私の実家や近くのアパートで

暮らしていて、私の母親の毒が私たちと子供を搦め捕り

新生児の育児と親との対決を同時にやらないといけなくなって

2人ともパニックになってしまいました。

 

私には夫の愛情を育てる作業をじっくりやる余裕など

到底ありませんでした。

 

そして産後3ヶ月でまた親から物理的距離だけは取ったものの

3人暮らしになっても私たちに余裕が生まれることはありませんでした。

 

長典男先生のいう期限には、間に合わなかった・・・

 

子どもが10ヶ月の時に私はまた実家へ戻り

1歳前後で夫は完全に崩壊。

 

何度もやり直そうと試みてはみたものの

妊娠中の穏やかな笑顔を見せていた夫の姿は

もう完全にありませんでした。

 

夫は、自分よりも子供の方を向いている妻に

耐えられなかったんだと思います。

 

子供を産んだばかりの母親が赤ちゃんの方ばかり向いているのは

当然のことなのですが、子どもが生まれるまで

自分の方だけを向いていた妻が、急に反対を向いているような

気がして、寂しくて虚しくて、やってられなくなってしまったんだと

思います。

 

ダブルベッドに並んで睡眠導入剤を飲んだ夫が

眠くなるまでおしゃべりをして2人一緒に寝ていたのが

 

私は寝る前に子どもに授乳していたので

当然子供の方を向いていて、寝かしつけるために

夫が横でおしゃべりすることは禁じました。

 

生後半年ごろには夜寝るのが遅かったり朝4時ごろに

起きて何か飲んだりドアを開け閉めする夫に

ただでさえ夜泣きで眠れない私の睡眠を妨害されるので

寝室を別にしてもらいました。

 

寝室が別になった頃から

夫が鬱っぽい顔をすることが増えました。

 

子どもが生まれる前

「リリちゃんと寝る前におしゃべりするとよく眠れる♪」

と嬉しそうに言っていた人です。

 

それがなくなって、睡眠の質も悪くなったのだろうし

寂しかったんでしょう。

 

子ども+妻。

自分。

 

そんな構図になって、耐えられなかったんでしょう。

 

でも、これは小さい子がいる家庭ではどこでも同じ。

当然でどうしようもないことです。

 

そうならなかったら子供は生きられないのだから。

 

男はすぐに親になれないから

急に妻が自分を構ってくれなくなった、寂しい、とは

多くの夫が思うようですが

 

それでもそれを徐々に受け入れて

 

「嫁はこんなに寝不足になりながら俺の子供を必死に

育ててくれているんだ。」

 

そんな風に感謝までもできるようになり、妻子を守れるのは自分だけだ!

と仕事に精を出したり体を鍛えたりして

 

男も親になっていくものだと思います。

 

健全な男性は。

 

本来は、妻+子供。それを一緒に大きく包む夫。

そういう構図でないと家庭は成り立ちません。

 

でも精神が病むほどに愛着障害のある人の場合は

そうはいかない。

 

上に紹介した本に書いてあったのですが

 

「ネグレクト親に育てられた夫と過干渉親に育てられた妻」

という組み合わせは、厄介らしい。

 

ネグレクト親に育てられた夫は寂しがりやで依存心が強く

妻が自分を構ってくれないと暴れたり怒鳴ったり、

拗ねてあまのじゃくになったり

幼稚な行動で自分の方を向かせようとしたりします。

 

それは幼児のころ、自分の方をみてくれない親を振り向かせる

ために物をぶちまけたり壊したり他の子を叩いたりして

親の注意を引こうとしたり

 

あるいは食べない、学校へ行かない。

そして思春期にありとあらゆる「悪いこと」をして

親の気を引こうとするのと同じことです。

 

子供の頃、問題行動を起こすことでネグレクト親は

怒る、困った顔をする、といったネガティブな反応では

あったとしても、その時は自分の方を向いてくれたのかもしれません。

 

他に方法を知らない子どもなら、そういった困った行動で

愛情を求めるのも仕方のないことなのかもしれません。

 

だけど結局、夫の場合は幼児から20代前半までそうった問題行動の

数々をやってきたにも関わらず、本当に彼が欲しい親の愛情というのは

もらえないままでした。

 

母親の口癖は

「この子は生まれた時から手がつけられない子だった」

「やんちゃで暴れん坊で私は1人だけど3人育てたぐらい大変だった」

「私は何も悪くない。この子が私を傷つける。親不孝者。」

 

そして彼が何をしても、父親が気にするのはお金のことだけでした。

 

だから夫は、妻である私にも同じように暴れたりお金を派手に

使い込んだり、ご飯を食べないというような問題行動を起こすことで

私に自分の方を向いてもらおうとしたんだと思います。

 

でも、夫が寂しいんだろうということは分かっても

そんな行動をされては夫として、子の父親として

到底受け入れることはできませんでした。

 

彼はわたしの子どもではない。

夫婦は対等な関係であり、互いに婚姻生活を維持するための

努力をする義務があります。

 

未成年の子供が親に守ってもらおうとするのとは

訳が違う。

 

大人ならば、乳児を育てている妻の負担を減らし

安心安全な環境、穏やかに暮らせる家と子供と遊べるような環境を作って

守るため、せめてお金を稼ぐ仕事だけはきっちりとやるべきだと

思います。

 

友達の旦那さんは子供が3歳になるくらいまでは

妻が自分を構ってくれない寂しさを紛らわすために

ひたすら体を鍛えることに集中していたそうです。

 

もちろん仕事をしてから、です。

 

それでも友達は

「わたしは家事育児で手一杯なのに何呑気に

筋トレなんかしてるのよ!」と腹が立っていたと

言っていましたが

 

わたしは「いいなあ〜」と思いました。

 

寂しさを紛らわすために筋トレしてくれたら

私たち夫婦も終わらずに済んだかな、と思います。

 

夫が使った手段は

目の色を変えて家のものを投げる蹴る壊す。

捨てる。怒鳴る。ギャンブルでお金を使い果たす。

 

そういう暴力的なものだったから。

 

私は、幼い子をもつ母親として夫のこういう幼稚で危険な行為

だけは、絶対に許せない。

 

夫の怒りは、妻である私に向けられましたが

本当は、お門違いです。

 

彼が、私が赤ちゃんの方を向いたことで

こんなに自暴自棄になる程精神が荒れてしまったのは

母親にネグレクトされてどうしようもなく寂しかった

幼少期が蘇ったからです。

 

父親になったんだから自分でお金を稼いで欲しいと言われたことが

プレッシャーだと怒って逆にお金を使い込んですっからかんにしたのは

お金のことしか考えていない父親に対する潜在的な怒りです。

 

両親につけられた傷が

自分に子供ができた環境の変化によって

表面に晒された。

 

それが痛くて痛くて

妻と子供にぶつけてしまった。

 

親が毒親なのに親離れできていない人が

親になると、こういうことになるらしいです。

 

毒親カウンセラーの方は言っています。

 

「婚活する前に毒親ときちんと直接対決し

本当の意味で親離れをしておきましょう。

そうしないと、結婚相手や自分の子供に解消されていない

怒りをぶつけてしまうことになり、大事な人を失います。」

 

DVやモラハラ、ギャンブル等の行為で婚姻生活を

破綻させてしまう人は、必ず親との間に確執を抱えています。

 

もちろん彼らの顕在意識は、願いは

「この家庭を守りたい」

 

なのに行動は逆なことをしてしまう。

 

それは、行動は潜在意識が司っているからです。

 

言葉はいくらでも綺麗事を言えるけれど

体が、目が、潜在意識つまり本心を語ってしまいます。

 

 

そして過干渉親に育てられた私は

1人の時間と自由を与えられないことに

激しい嫌悪感を持ちます。

 

四六時中そばにいる。

どこにでも付いてくる。

頼んでもないことを独断で「良かれと思って」

やる。

 

それが私が一番嫌なことなのに

夫はそういったことをやり

「これでも一生懸命やっているのに何が不満なのか」

という、母親と同じ態度を取りました。

 

私は私のために何かしてくれなどと願っていない。

 

「1人の時間と空間を与えてほしい」

「自分のことは自分でやるから放っておいてほしい」

「私の仕事は自分で決めてやるからあなたは

自分の仕事だけ自分でやってほしい」

 

そう何度も何度も伝えたけれど

母と同じで夫も私がなぜそんなことを言うのか

理解できない。受け入れられない。

 

一緒にやりたい。

1人でやりたい。

 

終始こんな調子だったのでお互いにストレスが

限界を超えていました。

 

(続きます)