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家族のこころ

統合失調症の夫、母娘の闘い、子育て論。精神世界について得た学びや知識を共有したいです。

統合失調症の夫と暮らす妻へのカウンセリング

統合失調症 精神療法
統合失調症の夫と暮らす妻へのカウンセリング」というのをアメブロ
見つけて、受けた。

対面カウンセリングもあるけど、私は会いに行けない所に
住んでいるので、メールカウンセリングにした。

1か月2万円で、チャットワークを使ってやる。

カウンセラーの藤本さんは、ご自身の旦那さまが結婚後に
統合失調症を発症し、同じく配偶者が統合失調症
苦しんでいる方を救いたいとカウンセラーの資格を取られた。

NLPという心理療法のメソッドを使ってカウンセリングは行われる。

今まで、気功や霊能者やシータヒーリングなど、神様系スピ系のセッション
ばかり受けて来たので、こういう”普通の”方の、人間的なカウンセリング
というのは初めてでどんなもんかな?と興味もあった。

何より、統合失調症の夫と暮らしているという、同じ立場の人と
直接話をすること自体が私は初めてだったので、それだけで大きな救い
になると思った。

聞きたい事がたくさんあった。

藤本さんは、旦那さんが働けなくて、家事の中で唯一できる料理だけを
してもらっているそうだ。

私はずっと、夫が仕事をしない場合に妻はどういう気持ちで一緒に生活を
続けて行ったらいいのか、どうしても分からなかったので
率直にきいてみた。

もし妻が仕事してお金も稼いで、家事のほとんどもして、
夫は家で一日中ソファでごろごろしていた場合、
金銭面、体力面、時間的にも妻の負担が大きすぎるし
そんな状態で夫のことを男性として、パートナーとして尊敬したり愛したり
することは、無理だと私は思うから。

そこまで奉仕的な結婚生活をしなければならない理由など、ないと思うから。

すると藤本さんが旦那様と一緒にいる”意図”は
”大切にしてくれる”ことだとおっしゃった。

藤本さんは、旦那さんに、仕事するとか、夫婦で人と接するとかの
社会性を求めておらず、「ただ、自分のそばにいて誰よりも自分を
大切にしてくれる人」として求めていた。

旦那様は、それを満たしているから、病気になって働けなくても
ほとんど何もできなくても、一緒にいるのだと。

そして私も、大変だ限界だ苦しいと言いながらも
離婚の決断をせずに一緒にいるのは、潜在意識に何かこの人と
一緒にいたいと思っている”意図”があるからなのだと
その”意図”を自分の意識に問いかけてみてふっと出てきたものは
何ですか?と聞かれて

「夫は私のことを誰よりも理解して尊敬してくれている。
大切にしてくれているから。」

というのが出て来た。


この世界に、私のことを尊敬してくれている人なんて、
どれくらいいるだろう。

自分以上に私のことを毎日考えてくれている人なんて、
どれくらいいるだろう。

思えば私は、今までの彼氏とはたいてい
「私のこと大切にしないんだったら別れる!」と言って別れて来た。

”大切にしてもらう”ことが私が男性に求める最優先事項らしい。

私が”大切にされてない”と感じるのは例えば

私との約束をドタキャンする。
デートより友達と遊ぶのを優先する。
お前はバカだから、とか暴言を吐く。
俺の方が有能なんだぞ!と競ってくる。
親に会う時にきちんとした格好をしない。

そんなところ。

夫は、引きこもりだったけど、私との約束を遅刻こそあれ
ドタキャンしたことはない。

私と一緒にいるのが一番楽しい、といつも言う。
尊敬しているのは世界で2人、1人は思想家のU、
もう1人はリリアナちゃん。と言ってくれる。

いつも私のことを褒めてくれる。
恥ずかしくなるくらい些細なことまで。

彼にとって、私はもう世界のほとんどすべてであり
そこまで思ってくれる人は、親をのぞいて彼以外にいない。

夫以上に、私の存在価値を高いところに置いている人は、いない。

だから、離れられないんだ。

男は仕事しないと!というのは
母の意見。人は、往々にして親の価値観、意見を自分の価値感、
意見と勘違いしがち。

私も、母の考えを自分の考えであるかのように錯覚して
結婚生活はこうでなければならない!と強く思い込んでいたみたいだ。

では、どうなったら私は夫に「働かなくてもいいよ。私が働くから。」と
いえるのかと言えば、夫が「俺病気で働くのは厳しいんだ。
だから悪いけどリリちゃんが働いてくれる?俺家のことできるだけ
がんばるから」とお願いされたら、そういうスタイルにできるかも?と思った。

だけど現実には私の夫はそんなふうに言ったことはないし、
これからも言わないと思う。

なぜならボン育ちで、お金を稼ぐことの大変さは全く分かっていないし
自分はやればできる。普通の人より簡単に大金を稼ぐことができる。
と豪語しているから。

それに、お金遣いが豪快なので、私の稼ぎで彼を養うことは無理だと
思う。少なくとも今まで私は彼が毎月使う額以上に自分で稼いだ
経験はない。

彼が今更暮らしを小さくすることも、無理があるだろう。

それにもう子供ができて、今の私はフルで働くことはできない。

だからうちの場合は、何としてでも夫に自分で稼いでもらわないと
いけない。という結論には至った。

藤本さんの場合は、旦那様は働かない。自分が働く。
その代わり子供は持たない。

そう合意して結婚生活を続けることにしたそうだ。

子供がいて、旦那が統合失調症になって働けなくなった夫婦は
ほとんどが、離婚しているらしい。

仕方のないことだと思う。

法律上も、配偶者が回復の見込みの低い、重度の精神障害
なった場合、離婚することができる、とされている。

得体の知れない存在に狙われている!と思って地獄の日々を
送っている本人ももちろん辛いけれど

そんな様子を見ているしかない家族も、とても辛い。

本人にも罪はないのかもしれないが、家族にはもっと罪はない。

家族といっても、親は別ね。
子供が精神病になった場合、親には必ず原因があるから。

配偶者なんて元々他人なのに、親の代わりにその人の苦しみを
どこまで背負うのか。

人生を暗くしている原因がはっきりしているならば
そこから逃げたっていい。

夫はよく「人生9割は逃げていいんだって」と言っている。
夫は十分逃げていると思う。
住む場所、仕事、行かなくてはいけない場所、会う人など。

なのに、私との「家庭」からは、逃げない。

なぜだろう?

彼にも何か”意図”があるからなんだろう。


こんな風に、毎日チャットワークでやり取りして
自分の潜在意識に問いかけ、気づきを得るのだけど
1日中夫の目があり、赤ちゃんの世話もある中で
自分の心と向き合う時間を作るのは、大変だった。

しんどかった。

私はこのカウンセリングが終わるまで、夫には言わないでおこうと
思っていた。

しかし彼は、勝手に私のipadを開き、チャットワークを見つけて
やり取りを全部読んでいた。

彼はいつも、私のパソコン、ipad、携帯、手帳すべて勝手にみる。
パスワードも私に聞いたり、盗み見たりして何度変えてもやはり
勝手に開ける。

そして、喧嘩の時にそれを攻撃してくる。

今回も、喧嘩した日の夜中に呼び出されて
「実はチャットワーク見ちゃった。
最初カチンときた。
そもそも俺、もう統失じゃないのに
統合失調症の夫と暮らす妻のための」って受けるってどういうこと?
俺に病気でいてほしいの?
これからどうしたいの?
一緒にやっていく気あるの?」

とか深夜に問い詰められた。

勝手にみたことは、たまたまだよ。っていつも言うけど
たまたまは”いつも”起きないよね。

私は悲しくなって聞いた。

「私が、なんでこんなカウンセリング受けようと思ったか
その意図分かる?もう一緒にやっていけないと思ってたら
こんなの受けないでしょう?
一緒にいるために、私が変わりたいと思ったから受けたんだよ。
時々あなたを怒らせてしまうのは、私の接し方が何か間違っている
からなんだと思って、それを知りたい、変えたいと思ったから
受けたんだよ。
分からない?」

夫とこういう会話をすると、心臓が縮むくらい心が疲弊する。

同じ立場の人と、直接話ができたのは
大きなことだった。

当事者にしか、分からない。

私の話相手はいつも夫か母だった。
夫本人には私の気持ちなんて分からないし
母は思い入れが強すぎて感情的になってしまうから
余計苦しくなった。

だから同じ立場の女性と、話ができたのは本当によかった。

自分の潜在意識と向き合うのは、忙しい日常の中では
なかなかにしんどいことだけれど
意味があったと思う。

藤本さんは、最初に
「私は寛解はないと思ってます。統合失調症の人は、
仕事はできません。社会性もありません。話も通じません。
健常な旦那様とは違うということを
リリアナさんがまず認めないといけません。」

そんな風に言われたので、希望を持ちたい私は
少しショックを受けた。

今の夫は寛解状態に近いと思っているし
仕事も始めたし、人と会うようにもなってきた。
話が通じない、と思うことも多いけれど普通に会話できていることも
多い。

藤本さんの見解と私の見解はけっこう違うな、と思った。

今まで神様系の人にセッションしてもらって、
その方たちはみなそもそも「統合失調症」という病気はない、
だからそれに効く「薬」もない。
「意識」の問題なのだと。そんなふうにおっしゃったので。

創造主の観点から、自分たちの問題をみると
なんだ別に問題はなかった、見方を変えればいいだけだった。
と思うことがほとんどだから。

だから最初の方は、人間的なこのカウンセリングが
しんどいな、と思った。
でもやっていくうちに、少し心が軽くなった。

何よりも、同じように、統合失調症の夫と共に、それでも人生を
あきらめずに自分のできることを精一杯頑張って笑顔で生きている
人がいる、と分かるだけで、支えになる。

みなさんにも、オススメしたいと思っていたのだが
藤本さんは7月末でブログもメルマガの発行もやめてしまったそうだ。
何があったのか知らないけれど。

いろいろタメになることも書いてあったブログも、削除されてしまった。
カウンセリングは続けられるそうだが、新規申し込みの窓口ももう
見当たらない。

お疲れになったのかな?

夫が統合失調症であることを公表して、それをネタに?
カウンセリングという仕事をしていることで、直接誹謗中傷された
ことはないです、とおっしゃっていたけれど。

私が藤本さんのブログを始めてみたのが6月下旬だったので
今はもうそれを見つけることができないので
ご縁があったのだと思う。

同じ立場の女性として、今後も元気に幸せに人生を歩まれることを
願っています。